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Googleドキュメントの音声入力:使い方とトラブル対処

Finnian Brown

10 分で読めます

Googleドキュメントには、無料の音声入力が内蔵されています。100以上の言語やアクセントに対応し、英語の音声コマンドでは句読点、書式、表、文書内の移動も扱えます。この記事では、起動方法、ショートカット、音声コマンド、動かない場合の対処、ほかのアプリでも使える音声入力との違いを説明します。

すぐに始めるには: パソコンのChrome、Edge、Safariで文書を開き、**「ツール」→「音声入力」**を選びます。マイクをクリックし、使用許可を求められたら許可して話します。終了するときは、もう一度マイクをクリックします。英語では「period」「new paragraph」などで句読点や段落を指定できます。

手順は、執筆時点のGoogle公式ヘルプ音声で入力、編集するとキーボードショートカットに基づいています。

始める前に必要なもの。

  • パソコンと対応ブラウザ。 Googleが案内しているのは最新版のChrome、Edge、Safariです。Firefoxは対象に含まれていません。
  • 使えるマイク。 静かな部屋ならノートパソコンの内蔵マイクでも使えます。騒がしい場所ではヘッドセットが役立ちます。
  • アカウントで音声入力が許可されていること。 職場や学校では、管理者が無効にしている場合があります。

Googleの説明では、音声入力をオンにすると、ブラウザが音声認識サービスを制御し、音声を処理してからテキストをドキュメントに送ります。

Googleドキュメントの音声入力を有効にする。

  1. 対応ブラウザでGoogleドキュメントを開きます。
  2. **「ツール」→「音声入力」**を選びます。ページの左側にマイクのボックスが表示されます。
  3. 必要に応じて、ボックス上部の言語メニューで入力言語を選びます。
  4. マイクをクリックします。初回に権限の確認が出たら許可します。
  5. 普段どおりの声量と速さで、はっきり話します。カーソル位置に文字が入ります。
  6. 終了するときはもう一度マイクをクリックします。英語のコマンドなら「stop listening」も使えます。

音声入力のショートカット。

  • Windows・ChromeOS: Ctrl + Shift + S
  • Mac: ⌘ + Shift + S

Googleの一覧では、このショートカットはChrome向けです。別のブラウザで反応しない場合は「ツール」メニューから起動してください。

Googleスライドで使う場合。

スライドではスピーカーノートに音声入力できます。「ツール」→「スピーカーノートを音声入力」を選び、マイクをクリックします。句読点は使えますが、編集や書式設定の音声コマンドはスピーカーノートに対応していません。

句読点のコマンド。

Googleドキュメントでは、句読点を声で指定します。以下はGoogleが掲載している英語の発話例です。

発話

入力される内容

Period

.

Comma

,

Exclamation point

!

Question mark

?

New line

改行

New paragraph

新しい段落

句読点の指定は、すべての言語で使えるわけではありません。日本語などで使う場合は、対応状況を確認してください。

編集と書式設定の音声コマンド。

編集コマンドは英語のみです。Googleアカウントと文書の言語も、どちらも英語に設定する必要があります。 以下のコマンドを日本語に訳して話しても、同じ操作にはなりません。

コマンドの前後で少し間を空けます。実行前に、発話した単語が一瞬文書に表示される場合があります。

テキストを選択する。

  • Select all:すべて選択
  • Select [word or phrase]:指定した単語やフレーズを選択
  • Select paragraph、Select line、Select word:段落、行、単語を選択
  • Select next 3 words、Select last 2 lines:数を指定して選択
  • Deselect、Select none:選択を解除

書式を変える。

  • Bold、Italics、Underline、Strikethrough:太字、斜体、下線、取り消し線
  • Apply heading 1からApply heading 6、Apply normal text、Apply title:見出しや本文のスタイル
  • Uppercase、Lowercase、Title case:大文字・小文字の変更
  • Text color red、Highlight yellow:文字色やハイライト
  • Increase font size、Font size 14:文字サイズ
  • Align center、Align left、Line spacing double:配置や行間
  • Create bulleted list、Create numbered list:箇条書きや番号付きリスト
  • Clear formatting、Remove bold:書式や太字を解除

文書を編集する。

  • Copy、Cut、Paste:コピー、切り取り、貼り付け
  • Delete:カーソルの前の単語を削除。Delete last wordやDelete [word or phrase]も使用可能
  • Insert linkの後にURLを話す:リンクを挿入
  • Insert commentの後に内容を話す:コメントを挿入
  • Insert page break、Insert footnote、Insert table of contents:改ページ、脚注、目次
  • Undo:直前の操作を取り消す

表を操作する。

  • Insert table 3 rows by 4 columns:3行4列の表を挿入
  • Insert new row below、Insert new column on the left:下に行、左に列を追加
  • Delete row、Delete table、Exit table:行や表の削除、表から移動

文書内を移動する。

  • Go to the end of the paragraph、Go to start of document:段落末尾、文書先頭へ
  • Go to next heading、Go to next misspelling:次の見出し、スペルミスへ
  • Scroll down、Scroll up:下や上にスクロール

停止と再開。

  • Stop listening:マイクをオフにする
  • Resume:段落末尾へカーソルを移して再開する
  • Resume with [word or phrase]:指定した語句の後から続ける

voice commands listと話すと、文書内にコマンド一覧が表示されます。

入力中の誤りを直す。

音声入力を終了せずに修正できます。間違えた場所をクリックしてキーボードで直し、続けたい位置をクリックします。灰色の下線が付いた単語は、右クリックすると候補が表示されることもあります。

Googleドキュメントの音声入力が動かないとき。

「音声入力」がない、または選べない。 Chrome、Edge、Safariのパソコン版を使っているか確認します。Firefoxやスマートフォンアプリでは、同じメニューは使えません。職場・学校のアカウントでは管理者にも確認してください。

マイクがオンにならない。 アドレスバー横のサイト設定でマイクを許可し、ページを再読み込みします。ブラウザ側で許可している場合はOS側も確認します。Macは「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」、Windows 11は「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」です。

音声が聞き取れないという表示が出る。 静かな場所へ移動する、外部マイクを使う、システム設定でマイクの入力音量を上げる方法を試します。

マイク自体が動かない。 接続と、通話アプリなどほかのアプリが使用していないかを確認します。音声デバイスが反応しない場合は、パソコンの再起動も試せます。

コマンドが実行されず文字になる。 アカウントと文書の言語を英語にし、コマンドの前後に間を空けます。マイク横の吹き出しで認識したコマンドを確認し、誤認識ならUndoで戻します。

ショートカットが反応しない。 Ctrl + Shift + S、Macの⌘ + Shift + SはChrome向けの案内です。ほかのブラウザではメニューから起動します。

認識精度が悪い。 ヘッドセットや外部マイクを使い、周囲の音を減らし、マイクのボックスで選んだ言語が発話言語と合っているか確認します。

スマートフォンのGoogleドキュメントで使う。

「ツール」メニューの音声入力はパソコンのWeb版向けです。スマートフォンでは、AndroidのGboardやiPhoneのキーボードにあるマイクを使います。Androidでの設定方法は、音声入力ガイドをご覧ください。文書をタップし、キーボードのマイクを押して話してください。Googleドキュメントの書式コマンドは使えませんが、スマートフォン側の音声入力機能を利用できます。

Googleドキュメントの音声入力の限界。

無料で多くの言語に対応する便利な機能ですが、次の点は用途によって制約になります。

  • Googleドキュメントとスライド内の機能です。 Gmail、Slack、チケット管理、AIチャットへは引き継がれません。
  • 使うたびに起動操作が必要です。 メニューを開いてマイクを押す操作は、長文には向いていても短い一文を繰り返すと手間になります。
  • 句読点を話して指定します。 自然な話し方に慣れていると、途中で記号を指定する練習が必要です。
  • カスタム語彙がありません。 同僚や製品の名前、専門用語を個別に登録する仕組みはありません。
  • 編集コマンドは英語のみです。 アカウントと文書も英語設定が必要です。

Googleドキュメントだけに入力するなら、これだけで十分な場合があります。

ほかのアプリでも使うならAqua Voice。

Aqua Voiceは、一つのアプリに組み込まれた音声入力ではありません。キーを押して話し、離すとカーソル位置に文字が入ります。Macの標準キーはFnです。Googleドキュメントに加え、Gmail、Slack、Wordなどでも同じ操作を使えます。Googleドキュメントでの使い方もご覧ください。

  • メニューの切り替えが不要。 一文を話し、次を打ち、また話すという使い分けができます。
  • 句読点や大文字・小文字を整えます。 記号を一つずつ指定せず、自然に話せます。
  • 固有名詞を登録できます。 カスタム辞書で名前、専門用語、製品名の表記を指定できます。
  • 声で修正できます。 編集モードではテキストを選択し、「文法を直して」「短くして」などと指示します。
  • 比較できる認識精度。 独自モデルAvalonは2025年10月のOpenASRリーダーボード公開時にクローズドソースモデルで1位でした。英語版記事執筆時の全体順位は6位です。9to5Macの比較ではAppleの17件に対しAquaは1件の誤りでした。自社測定のAISpeakでは97.3%です。同じモデルをAvalon APIでも使えます。
  • 短い待ち時間。 確定した文字は約450ミリ秒で届き、最大230語/分で入力できます。

AquaはMac、Windows、iPhone、Androidと49言語に対応します。それ以外の言語ではGoogleドキュメントが対応している場合があります。無料プランは1,000語、Proは年払いで月額8ドル相当です。

ほかの選択肢は音声入力ソフトの比較、Appleの機能はMacの音声入力ガイド、Windows向けはAI音声入力アプリの比較をご覧ください。

よくある質問。

Googleドキュメントの音声入力を有効にするには?

パソコンのChrome、Edge、Safariで文書を開き、「ツール」→「音声入力」→マイクを選びます。ChromeではWindowsのCtrl + Shift + S、Macの⌘ + Shift + Sも使えます。

音声入力が表示されないのはなぜですか?

未対応のブラウザ、スマートフォンアプリ、職場・学校の管理者設定が主な原因です。パソコンのChrome、Edge、Safariで確認してください。

無料で使えますか?

はい。Googleドキュメントに追加料金なしで含まれています。

句読点は自動で入りますか?

この記事で紹介する機能では、句読点を声で指定します。英語なら「period」「comma」「question mark」「new paragraph」などです。Aqua Voiceは話し方に合わせて句読点を補います。